変革の時代2

以前、某エロ雑誌の編集者からこんな話を持ちかけられたことがあります。
「出版業界不況の中で、うちらエロ雑誌だけは元気じゃないですか!だからウチらの元気の秘訣に迫る特集なんてどうですかね?」と。
私は思わず卒倒しそうになりました。
「何で元気だと思うの?」と彼に問いかけると、
「だってどんどんと新しい雑誌が創刊されているじゃないですか!」と答えました。
これまでのエロ雑誌が売れないから、新しい雑誌を連発しているのだということを、ジャンルは違えども同じ業界にいる人間が、解っていないことに驚かされました。
私は慌てて、企画を「エロ本存亡の危機!」と全く反対のテーマの特集に方向転換させました。

これまでにも書いたとおり、エロ雑誌業界は未曾有の危機に陥っています。
AV業界も、かつての勢いは完全に失ってしまい、市場はどんどん小さくなっています。
全体として見ると、エロメディアはどこも衰弱しています。

しかし、実は個々のクオリティはどんどん向上しているのです。
エロ雑誌にしろ、AVにしろ、「オナニー目的のツール」として考えた場合、素晴らしく完成度の高いものとなっているのです。
十数年前では到底考えられないような可愛い女性達が、惜しげも無く裸体をさらし、卑猥きわまりない痴態を見せ、そしてその露出度もギリギリのところまで上がっているのです。
日本の法律が変わらない限り、これ以上のレベルアップは難しいだろうというところまで、進化しているのです。